愛犬の健康の鍵は犬の腸活  腸内フローラを整えよう!



犬も人と同じで、生まれた時は、腸内は無菌状態です。このままだと、外の世界に多数存在する病原菌に襲われてすぐに死んでしまいます。母親からの授乳から初期の免疫や抗体を受け継いで外部からの病原菌から身体を守るのですが、徐々に、自分の体内で免疫を作り出すことができるようになり、生後5ヶ月から6ヶ月くらいで、母親から受け継いた免疫と入れ替わります。

 

犬の腸内には1000種類以上、数100兆以上の細菌が活動しています。大きく分けると、善玉菌、悪玉菌、日和見菌という3カテゴリーです。善玉菌の代表は人の場合はビフィズス菌ですが、犬の場合は、乳酸桿菌が腸内には最も多いです。悪玉菌はウェルシュ菌や病原性大腸菌、黄色ブドウキンなどが知られています。最後にパクテロイデスに代表されるような日和見菌は、名前の通り善玉菌が増えると善玉菌に加担した活動を行い、悪玉菌が増えるとその逆で悪玉菌に加担して悪さをする性質を持っています。

 

これらの菌が一つの生態系を腸内で形成している状態を腸内細菌叢(ちょうないさいきんそう)と呼びます。腸の壁に細菌がついている。その姿が花畑のように見えるので、別名腸内フローラとも呼ばれています。こちらの方が覚えやすいのか、一般的にはこちらを使う人が増えてきました。この腸内フローラは、愛犬の健康に大変影響を与えることが最近の研究で次々と解明されています。

 

詳しくはこちらへ 

厚生労働省HP

https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/food/e-05-003.html

 

元気で長生きを目指して、善玉菌を増やそう!

 

このように犬の腸内では、悪玉菌と善玉菌が常に勢力争いをしている状態です。

悪玉菌が増えると、腸壁が傷付いたり、弱らせたりして消化を妨害したり、

免疫力を下げたりします。結果、下痢や便秘が続き、毛艶が悪くなり、アレルギー性の

皮膚病などを発症するなど体調不良のリスクが高くなります。

愛犬のことを思えば、できるだけ腸内の環境を善玉菌優勢のバランスにしてあげたいですね。

 

愛犬の腸内フローラを最適化しよう!

 

腸内フローラは分かったけど

実際どうしたら良いのだろう?

方法は二つあります

 

 

1、生きた善玉菌を直接腸に送りこむ!

2、善玉菌の餌を腸に送り込む!

 

 

1はプロバイオテックス と呼ばれる、元々腸内フローラの中に生きている善玉菌が含まれているヨーグルトや納豆などの食物を餌やサプリで補給してあげることです。プロバイオテックス の代表である乳酸菌や納豆菌、麹菌などが、犬の腸内で元から存在する善玉菌を助けて活躍してくれるのです。しかし、残念な事実もあります。外部から取り入れたプロバイオテックスは腸内で長く存在できないのです……。善玉菌が足りなくなる前に、毎日補給してあげるのがベストですね。ちなみに、死んでしまったプロバイオテックスは腸内の善玉菌の餌となります。

 

 

植物性乳酸菌の話

https://www.nodai.ac.jp/application/files/4814/8601/2720/15.pdf

 

 

2はプレバイオテックスと呼ばれ、善玉菌の餌となるもので、消化器上部である胃で消化されない難消化性のオリゴ糖やイヌリンなどの水溶性植物繊維などです。腸に届き善玉菌の餌となり、善玉菌の活動をサポートするものです。最近では麹菌も注目されています。

 

麹菌を餌にすると腸内善玉菌が増加

 https://www.hiroshima-u.ac.jp/system/files/66246/0001.pdf

 

 

まとめ

 

・犬の腸内も人間と同様にたくさんの細菌が活動していて、そのコロニーを腸内フローラと呼びます。

・腸内環境を整えるには、善玉菌が悪玉菌よりも優勢な状態にならなくてはいけません。

・善玉菌の活動を助けるには、プロバイオティクス  とプレバイオティクス を積極的に取り入れよう。