愛犬の腸活のススメ
腸まで届け!植物由来の納豆菌が強い理由
17世紀の後半まで、私達人類は、微生物の存在を知りませんでした。顕微鏡の発明により、肉眼では見えない無数の微生物が私達の体内を支えていることも、徐々に分かってきたのです。そして、腸内の微生物のバランス腸内フローラが健康に大きな影響を与えていることは科学的にも証明されてきています。そして、人間だけではなく犬の世界でも腸活は長生きの秘訣として注目されています。
人間と犬は哺乳類ということでは、共通ですが、犬の腸は人間より短く、胃液は人間より強酸性です。犬が腐ったものを食べても比較的大丈夫なのはこの強力な胃液がバイ菌を殺してしまうからです。しかし、この強力な胃液は双刃の剣とも言えます。犬の腸内に存在して
健康維持に有効な善玉菌(プロバイオテックス )は腸に届く前にほとんど死滅してしまうからです。もちろん、ヨーグルトなどに含まれている乳酸菌、ビフィズス菌などは、死滅してもプレバイオテックスとして有効であるのですが、できれば、胃酸に負けないで、腸に届く善玉菌を食べさせてあげたいですよね。
最近、注目されている植物由来の納豆菌は酸にも負けずに腸内へ
では、腸内フローラのバランスを保つためにプロバイオテックス やプレバイオテックス を腸内へ無理なく送り込むのはどうしたら良いでしょうか?人間でしたら、溶けにくいカプセルなどを使う手もあるでしょう。しかし、犬にとっては不審な固形物を毎回無理やり飲み込ませさせるのは苦痛にしかならないでしょう……。
そこで、最近、注目されているのが納豆菌です。納豆菌は抗生物質を生産する働きを持っていて、腸内で悪玉菌が増えることを抑制してくれます。この納豆菌、自分が死にそうになると芽胞というカプセルを作り出して、その中に身を隠します。このカプセルを壊すには121℃で20分以上加熱しなくてはいけません。同様に酸への耐性も強いので、腸内まで、カプセルで身を守りながら腸内まで到達するのです。そして、腸内でカプセルを脱ぎ捨てて活動を再開します。
サプリを活用するのも良い方法です!
このように、納豆菌は愛犬の健康維持に効果が期待されるものですが、
髭の長い犬などの場合、ネバネバが絡まってしまったりして汚れてしまうのが難点です。また、旅行の時などに持っていくのは、ちょっと難しかったりしますね。
こんな時には、サプリが大変便利です!例えば
犬にも麹+納豆
https://chiyoniyachiyo.com/collections/inunimokouji-item-list
プレバイオテックスとして最近人気がある麹に納豆パウダーを
ブレンドしたもので、1パックに納豆パック25パック分の
納豆菌が入っているそうです。
愛犬の腸内健康に納豆菌を活用して、愛犬の腸内フローラを良い状態に
保つのはこれからの定番になるかも知れませんね。
参考URL
腸内菌叢 研究の歩み
https://www.jstage.jst.go.jp/article/jim/25/2/25_2_113/_pdf
発酵食品の不思議な世界
https://cleanup.jp/kitchen-academy/pdf/02/02-2-all.pdf
Pet Smile news for ワンちゃん
http://psnews.jp/dog/p/20628/